重陽の節句

<パワーレッスン>

先日、9/7にパワーレッスン「重陽の節句のお点前」のお稽古を受けてきました。

 

重陽の節句は、桃の節句や端午の節句と比べてあまり知られていないようですが、節句は、奇数を陽の日、偶数を陰の日と捉え、奇数の重なる日、1/7、3/3、5/5、7/7、9/9をおめでたい日として祝います。(祝うと共に陽の気が強すぎるということでお祓いもします)

九は陽の日の中でも最大数の日ということから、重陽の節句といわれています。古来は薬草とされていた菊を用いて、不老長寿を願う日で、別名、菊の節句といわれています。

 

そんな菊の節句にちなんだお点前は、菊の花を用いました。

建水に菊を入れ、そこにお湯をこぼすと菊の香りが漂う、とても風流なものです。


頂いたお菓子は菓匠菊屋さんの「着せ綿」でした。

菊の花に綿を着せた様子がお菓子になっています。

着せ綿は、前の日に菊の花に綿をかぶせておくと露がおりるので、翌朝、菊の露や香りを含んだ綿で身体を清めると長寿につながるとされていました。それに因んだお菓子です。

 

主菓子の菊と、お点前で用いた菊皿と建水に入れた菊の香り。

この日は、三つの菊を楽しみました。


<茶道教室>

そして、9/9は明大前のサロン結円での茶道教室でした。

重陽の節句の日でしたので 

 

お菓子は「着せ綿」。

お茶碗には菊の柄。

そして香は、生徒さんが来る前に、六種の薫物から「菊花」を聞香炉で空薫いてご用意しておきました。

菊花は、名前の通り菊の花の香りといわれています。凛としたこの香りを聞く(嗅ぐではなく聞くといいます)と、私は秋の澄んだ空気を思います。

 

生徒さんとの会話も自然と節句や二十四節気のお話から始まることになりました。


お菓子はお教室から徒歩十五分位のところにある梅花亭 永福町さんのものです。

生徒さんに教えてもらったのですが、出来たての風味を大切にと完全予約制のお店です😊

頂いたお菓子は瑞々しくとても優しいお味でした。地元のお店も大切にしていきたいと思います。

 

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