吉野の紅葉狩り

深まる白い秋の朝抹茶。

気がつけば霜月となり、お教室も2年目に入りました。

今朝のお菓子は、辻村佳則さんの「そして、訪れ」。吉野の本葛のお菓子。後味に葛の香りが楽しめます。

 

数年前に吉野に紅葉狩りに行きましたが、桜の頃は賑わう吉野は紅葉の頃は静かで、空気まで紅に染まりそうな奥千本の紅葉の中、ひとり佇んでいたことがありました。

その時の奥千本、西行庵。

 

こちらは吉野水分神社。

 

「神さぶる岩根こごしきみ吉野の水分山を見ればかなしも」

 

敗者の隠れ住んだ吉野の地は、どこか哀愁を帯びて。

朝抹茶からそんなことを感じた旅を思い出しました。

 

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