テーブル茶道を始めて

平日夜のテーブル茶道教室の日。

お稽古にいらしたのは、この日が初日の方と茶人(ちゃびっと)さん。

初めての方がいらっしゃると服紗捌きから始まるのですが、この日の方はすぐに綺麗に捌けるようになっていらっしゃいました。

有結流の服紗には縫い取りがあって目印になるので、正しく畳めているかとても分かりやすいです。

 

 

茶人さんも今月2回目のお稽古なので今月の茶道教室PLUSのお道具「中次」の扱いもスムーズでした。

 

お出ししたお菓子は舞胡蝶(たねや製)。日中は暖かく蝶の舞いそうな麗らかな日でしたね。 

 

お点前を終えると「最近、二十四節気や歳事を意識しているのです」と茶人さんがお話をされました。

テーブル茶道を始めてから意識されるようになったそうです。

二十四節気を知らなくても季節は変わらず巡りますが、知っていると気が付けることも増えるように思います。

 

私は、春は水の気配から始まると思っています。

冬の間は留まり凍っていた水も、二十四節気「雨水」の頃には溶け始め、春分の頃には大気も水で潤おいます。

そのおかげで、お茶の香りが良く立つのですが、この日のお稽古でも馥郁たるお茶の香りが広がりました。

花が開くように広がる香。その広がり方にも巡る季節を感じます。

 

 お稽古が終わっての帰り道、見上げた空には朧月が浮かんでいました。

水満ちる夜の朧な姿。春の夜ですね。

 

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有結流ゆいテーブル茶道教室