夢見草

明大前で茶道教室の日。

この日から受講開始の方は明大前にお住まいで素敵な春のお着物でいらしてくださいました。

ご近所だから気軽に着物で出掛けてみる。私は日常でもできるだけお茶も着物も楽しんで頂きたいと思っているので、素敵だなと思います。

最近は、お教室に着物いらっしゃる方も増え、華やかな雰囲気になって参りました。

お教室はいつも必ず着物でなければいけないのでなく「着たい時に着てください」なので、着付けを習っていたけれど少し着物から離れてしまった方や、これから着物デビューしたい方も、着物でお教室に来てみたり所作に慣れるのも良いのではないかと思います。

(もし着崩れてしまっても、私は、着物の助教授のお免状も着付けの講師資格も持っておりますのでお助けできると思います。と、書くと着物でないといけないと勘違いされてしまいそうですが、有結帯がありますのでもちろんお洋服でも良いのです)

 

この日は他にも二人の生徒さんがいらっしゃいました。

 

おひとりは初めてお相手にお茶を点てた方。

(ドキドキしたそうですが)お点前の手順はとてもしっかり覚えていらしゃいました。体験レッスンに参加された時から、ほぼ毎日ご自宅でお茶を点てているとのこと。驚きました。嬉しいことです。

 

もうひと方は、いよいよ次が六回目の方。

指先の揃った綺麗なお点前をされる方ですが、茶人認定は秋葉原と明大前のどちらにしようかな、と考えながらお帰りに。

お教室は通う曜日、時間、場所は、その都度変えていただいて大丈夫なのですが、通ううちに顔見知りの方や親しくなる生徒さんが出てくるようです。和のことに興味のある方の集まる場所です。きっかけが出来るとお話も合うようです。

 

お出ししたお菓子は、主菓子は遠桜(とらや製)、お干菓子は赤坂塩野製とたねや製の桜をお出ししました。

いつもは主菓子と干菓子に同じ花をご用意はしないのですが、桜は別。(私は...)

年によっては京都にお花見に行くのですが、京の都は染井吉野だけではなく様々な桜が咲き誇る、その様子を重ねてのご用意でした。

 

次の週末には東京も満開の桜に出会えそうです。

 

タイトルの夢見草は桜の別称です。零れ落ちる花、花吹雪。その中に夢を見るような。この呼び名に私はそんな印象を持ちます。

 

「薄闇に淡く漂う零れ花 時も還るか散る花の夢」

 

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