都の春

暖かな春の日、秋葉原の有結サロンで茶道教室を一回、体験レッスン「おもてなし茶の湯」を二回開催いたしました。

 

茶道教室にはこの日から二人の方が受講を開始されましたが、おひとりはこの4月から新社会人という方でした。

 

体験レッスンのご参加者の中には長い海外生活の中で、この1月から2年間の期間限定で日本に戻っていらした方も。この方は海外で生活していたからこそ、改めて日本にいる間に日本文化に触れたいと茶道教室にもお申込みされました。

 

お教室にいらっしゃる方は、高校生、新社会人になる方から、子育てを終え時間に余裕のできた方、定年退職を迎える方と、年代もライフスタイルも様々なようですが、日常の中での茶道を楽しみたいと思って頂いているのは共通のようです。

 

茶道は、とかくお作法が難しいと思われがちですが、お作法もまた思いやりの心から生まれています。

相手を思いやる、また、ご自身も思いやって頂ける空間。それはとても和やかです。

お茶を点てることは心にも作用します。忙しい方こそ門を叩いて頂きたいと思います。

 

今日お出ししたお菓子は、都の春(鶴屋吉信製)。

緑色は桜の頃に芽吹くたおやかな柳の色でしょうか。

桜のお菓子をひとつとっても、蕾、咲き初め、満開、零れ桜、花筏と繊細に変わってゆくのもこの時期ならではの愉しみです。

今度ご紹介いたしましょう。

 

徒然トップ

 

有結流ゆいテーブル茶道教室