桜のお菓子

桜の和菓子も時期に合わせ少しずつ、うつろっています。そんな和菓子をご紹介します。

 

桜が咲くのを待つ頃にお出ししたのは、今にも蕾の開きそうな「花あかり」。

「花あかり」赤坂塩野製
「花あかり」赤坂塩野製

 

「花のたより」をお出しした日は、東京ではちょうど桜の開花宣言の日でした。花便りは花が咲きたという知らせのことです。

「花だより」たねや製
「花だより」たねや製

 

やがて満開になる桜を思いながらお出ししたのは「遠桜」。満開の桜に薄紅に染まる山の姿。

「遠桜」とらや製
「遠桜」とらや製

 

花の盛りには「都の春」を。緑は、桜の頃に芽吹く嫋やかな柳でしょうか。

「都の春」鶴屋吉信製
「都の春」鶴屋吉信製

 

桜は散る姿も美しいものです。川面に舞い降りた花びらが連なって流れていく様を表した「花筏」。



 

桜の種類や、菓銘も様々です。

 

こちらは「里桜」。

「里桜」鶴屋吉信製
「里桜」鶴屋吉信製

 

春の女神の名前の「佐保姫」。

「佐保姫」菓匠菊屋製
「佐保姫」菓匠菊屋製

 

茶箱の時のお出しした「手折り桜」。

「手折り桜」とらや製
「手折り桜」とらや製

 

名画、奥村土牛の醍醐が意匠になっている「ひとひら」。

「ひとひら」山種美術館 菓匠菊屋製
「ひとひら」山種美術館 菓匠菊屋製

 

花が咲いたら纏って出かける「花衣」。

「花衣」赤坂塩野製
「花衣」赤坂塩野製


お干菓子も可愛らしいです。

 

間もなく満開という頃にはお干菓子も桜をお出ししました。

奥 赤坂塩野製 手前 たねや製
奥 赤坂塩野製 手前 たねや製

 

琥珀の「桜」。

「桜」亀屋友永製
「桜」亀屋友永製

 

蕾と開いたものと。細工がとても繊細です。

「四方の春」たねや製
「四方の春」たねや製

 

季節や古典が、小さな中に詰まっている和菓子。

五感で味わう和菓子は職人さんたちの技術と感性の賜物です。

お茶を点てて和菓子の世界感も楽しんでいただきたいです。

 

徒然トップ

 

有結流ゆいテーブル茶道教室