四月五日に二十四節気の「清明」を迎え、とりどりの花の美しい頃の茶道教室。
最近は、六回の茶道教室を終えられて茶人さんになった方も増えてきましたね。茶人さんたちの四月のお道具は平棗になります。
茶人さんたちのお道具は毎月変わるのですが、平棗は少し難しいようでした。おひとりは、今月もう一度いらして練習されるそうです。
この日のお菓子は「三色菫」鶴屋吉信製。桜が散り始め、新緑の芽吹きと共にとりどりの花も咲く頃です。
そして、新元号は令和との発表がありました。
人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。
新元号に思うところがあり、六月からテーブル茶道教室に通われていて希望される方に、着付けや和のことのお伝えする時間も設けることにしました。
ご一緒に和文化を巡る和文化散歩。
初回は元号の出典にもなった「万葉集」と希望者の多い「着付け」の予定です。
私の教室では時々和歌をご紹介していますが、喜怒哀楽を率直に詠みあげた歌集、万葉集。
そこには今と変わらない人々の心があります。(私の一番好きな歌集でもあります)
また万葉集は最初の歌集ですので、古の人たちの素養として必須のものとされ、それゆえに多くの和文化のルーツになっています。
源を知ることは流れを理解する助けにもなります。
...とは言え、学校の古典の授業のように勉強するのではなく、まずはゆっくりと鑑賞してみましょう。
初回は、多分、親しみやすい恋歌を取り上げます。(詠むことはしません、ご安心を)
和文化散歩は、一日に和歌と着物のニ講座を設けますが、どちらかに参加されても両方参加されでも大丈夫です。
講座内容などがまとまりましたら、改めでお知らせいたします。