嬉しい日は続きます。
昨日の茶人さん誕生に続いて、明大前での茶道教室でも茶人さんが誕生しました。
4/20に受講を開始され何と一か月で6回通われ茶人認定となりました。(最短記録です)
お出ししたお菓子はこの時期になると和菓子屋さんでよく目にする「落とし文」鶴屋吉信製。
お干菓子は「蛍」塩野製と「松の露」浅野耕月堂製でした。松の露は名古屋の生徒さんからの頂き物。
その場にいなくても、お会いしたことがなくても繋がるご縁。そんな想いもあって皆で分かち合いました。
落とし文...面白い形は、虫のオトシブミが落とす葉の形が巻物のように見えることに由来するお菓子ですが、公にできないことを文に書いて、伝えたい人の近くに置いた落とし文の習慣も昔はあったのです。
蛍のお干菓子は去年落とし文をお出しした時にも、「先程の落とし文は恋文かもしれませんね」とお出ししましたね。(蛍は恋心に例えられることが多いので)
「音もせで思ひにもゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなりけれ」
もう一首。
「つつめどもかくれぬ物は夏虫の 身よりあまれる思ひなりけり」
昔を思い出して綴る歌。
蛍たちの恋の季節ももう間もなく。