万葉集と着付けのレッスン

和文化の愉しさや美しさを散歩するように訪ね歩いてみましょうと始めた「和文化散歩」のコース。

昨日は、万葉集鑑賞と着付けクラスの初回でした。

 

皆さんをお迎えには、夏の蓮の香り、荷葉(かよう)の練香を空薫いて。

 

万葉集鑑賞の始まりは、万葉の里を讃えた倭健命の言の葉から。

和歌、大和うたは謳われてきたもの。

ですので字面より音から入って頂こうと、私が詠みあげて、皆さんにイメージを持って頂いてからテキストを見ていただくようにして、詠み進めました。

 

途中でお茶とお菓子で少し休憩。

お出ししたのは

「浜土産(はまづと」亀屋則克製

このお菓子は実は

「堀江より朝潮満ちによる木屑 貝にありせばつとにせましを」

(潮が満ちて寄せられた木の屑。これが貝だったらお土産にでもしようものを)

という歌の後にお出しました。

歌とお菓子の繋がりに

とても盛り上がりましたね。

 

はまぐり貝の中に琥珀色の寒天。そして浜納豆が一粒。

匙も用意しましたが、開けた貝の片方で掬って頂くのが楽しいと好評でした。

 

歌の音を楽しみ、謳われた風景や、今と変わらぬ人々の心を思い…少しだけ知識になることもお届けいたしました。

和のことは楽しいですね。

 

万葉集の後は着付けクラス。

こちらは今日は長襦袢まででしたので写真はありませんが、そのうち着物で歌舞伎に、何て声も聞こえてきて嬉しくなりました。

 

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有結流ゆいテーブル茶道

 

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