菓銘

明大前での茶道教室の日。

 

今日初めてお相手にお茶を点てた方がいらっしゃいました。最初は手が震えたそうですが「おもいやりの心を持ってお相手に美味しいお茶を」そう思いながら音や香りを感じてお点前をしているうちに震えは収まったそうです。

そのお茶を召し上がった方は笑顔になっていらっしゃいました。

 

初めてお相手にお茶を点てる。

誰に点てたか、喜んでいただけたか。

他の方も皆さん自分の時のことを覚えていますと仰っていました。

もちろん私自身も。

初心はいつまでも忘れずにいたいものです。

 

さて、今日お出ししたのは「夕涼み」塩瀬総本家製。瓢箪のような形に葉と蔓があしらわれています。

 

 「なぜこのお菓子に『夕涼み』という名前がついているのでしょう?」

 

婉曲的な菓銘。

 

意味や表しているものに気が付くと楽しいものですよね。

 

お干菓子は、「貝」塩野製と「うちわ煎餅」加藤晧陽堂製でした。

 

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有結流ゆいテーブル茶道教室