花の姿はないけれど

立秋前日の茶道教室。

六月以来のお稽古の方がいらっしゃったので、近況を伺ってからお稽古をしました。

 

お話をする時は賑やかだけれど、お点前の時は静の時。

その時間は気持ちの落ち着く時間と、お点前を終えて改めて感じていらしたようです。

 

この日にお出ししたのは、こんなお菓子。

翌日が立秋なので、最初は秋の七草に因んだものをと思ったのですが、お店で見かけてこちらに。

 

さて、これは?

 

このお菓子に花の姿はありません。

けれど意味を取ると、そこに涼やかな花の姿が浮かんできます。

 

お菓子に描かれているのは、井桁(井戸の縁)、そして、朝顔の葉。 

 

そうこれは

 

「朝顔につるべ取られてもらい水」

 

お出ししたのは「もらい水」塩瀬総本家製。

 

お菓子から朝顔の花とそれを愛おしむ心を感じて頂きたくてのご用意でした。

 

 

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