目覚めて曇り空が嬉しかったのは「雨の日と雪の日には香を聞け」という言葉を思い出したから。
この日は和文化散歩「和歌鑑賞」と聞香体験の日でした。
この時期から少し先の季節にあわせ、和歌は、雪、梅、桃、桜と詠み進め、聞香は六国から伽羅とお好きなものを二種類選んで聞いて頂きました。
「冬ごもり思ひかけぬを木のまより 花と見るまで雪ぞふりける」
「冬ながら空より花の散り来るは 雲のあなたは春にやあるらむ」
ご参加された方が好きと仰った和歌ニ首。今日、雪が降ったら素敵だったでしょうね。
和歌はお茶会のテーマになったり、お道具やお菓子の銘に使われるので、親しんでいくとお茶もより深く楽しめるようになると思います。急には無理ですが、少しづつ、季節の情景と合わせて楽しんで参りましょう。