ゆるりと再開へ

昨日、今日とオンライン講座の日でした。

時節柄、緑を楽しもうとお道具のマットは緑にして、お菓子は、「薫風」「鈴蘭」を用意しました。

 

今日の生徒さんは菖蒲のお菓子をご用意されていたので、燕子花、(花)菖蒲、あやめの違いのお話などにもなりました。

 

 

そして昨日は自分のお稽古(畳の茶道)にも。

久しぶりのお茶室。

自粛に入る前はまだ寒く炉だったお茶室も、今は風炉に。

お軸は「清風動修竹」。

爽やかに渡る風。

聞こえてくる竹の葉鳴りの音。

茶杓は先代家元のもので、銘は「花橘」。

茶杓筒には更級日記の和歌が一首。

「時ならず降る雪かとそながめまし 花たちばなの香らぜりせば」

 

先程の風は橘の木も揺らしたのでしょうか。

浮かぶ情景に思うのは季節の巡りの美しさ。

 

一度お休みするとどうしても腰が重くなりますが、心の中に吹く清風に、舞い散る白い橘の花に、伺って良かったと思います。

 

首都圏の緊急事態宣言もそろそろ解除。

私の教室も再開の準備を始めます。

 

当面はオンラインと教室でのお稽古の両方になりそうですが、オンラインと教室のいずれにしても「参加して良かった」と思って頂けるように、今から用意をして参ります。

 

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有結流*風月テーブル茶道