リニューアル オープンされたサントリー美術館の「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」展へ行ってきました。
久しぶりに静かな美術館の空気に触れ、深呼吸した気分。そして、何と言っても精緻な細工を施された調度品たちの見事なこと。眼福でした。
展示のテーマ「日常で使う調度品の美」に触発されて(というか少し前から探していたのですが)、帰りに骨董品の朱塗りの御膳を求めてきました。(小振りで脚が低めでテーブル席で使うのに丁度良いです)
日本の漆は二百年程持つのだそうです。
(某国のものは40年とか)
いつか私がいなくなった後も、誰かが使ってくれるのかもしれない。
漆の手触りを確かめながら、先の世に少し思いを馳せました。
所有するのではなく、一時的に託されているもの、預かっているもの。
そして、次へと渡すべきもの。
そう思うと、一層、大切に丁寧扱うようになります。
道具のように形のあるものに限らず、そういう「モノ」たちが私たちの周りには、たくさんあるように思います。