茶道教室の用意でお抹茶を濾したりお菓子を盛りながら、「今日はどんなお話をしましょうか」とよく考えます。
例えば、先日の十五夜、月末の十三夜に因んだお話。
例えば、今日の茶器が老松なので、関連して待庵のお話。
例えば、先日の曜変天目から、お話していなかった龍光院の曜変天目や、そこから発展して弧篷庵のお話。
いらっしゃる方を思い浮かべお道具やお菓子を用意するように、
興味を持って頂けそうなお話もご用意できたら。
皆様の好奇心の種まきのお手伝い。
そのためにも、もっと私自身が学ばなければ…と日々思うのです。
お出ししたのは「姫菊」梅花亭永福町。
なめらかて溶けて無くなる練り切りです。
こちらのお菓子は、美味しいと知って頂いてもやっぱり美味しいお菓子です。
自宅のススキの穂もすくすくと。