照柿

この週末は茶箱のお稽古が3回とオンライン講座が2回と、お稽古尽くしとなりました。

 

土曜日は雨で仄暗い日。

敢えて灯りは消して、ロウソクでお出迎え。 

雨音と静か灯る炎、外のススキの姿に

「しっとりと落ち着きます」

「台風の中、来た甲斐がありました」

と嬉しい言葉を生徒さんたちから聞くことが出来ました。

 

また、今月の室礼は観月にしているのですが、それをご覧になった生徒の方は、

十五夜にススキを飾り月見団子をお供えして、お茶を点てて観月を楽しまれたそうです。 

 

暮らしの中で活かして頂けているのを知り、私自身の励みになりました。

 

この週末のお稽古の茶箱のお点前は長いので覚えるのが大変ですが、初めての方も流れをしっかりと理解され、何回かお稽古している方たちは思わぬ所でのうっかりもありましたが、それも含めて終始笑顔の楽しいお稽古になりました。

 

茶箱のお稽古でお出ししたのは

「照柿」鈴懸製。

そして、振出しの中には緑寿庵清水製の金平糖。 

 

オンラインの講座には、毎月ご参加の方と海外からご参加の方が。

おふたりとも、オンラインでのお稽古ですが上達されていらっしゃいます。

おひと方がご用意されていたのは、栗羊羹。

栗名月が近いからだそうです。

私は、「秋色」鶴屋吉信製を。 

 オンラインでも皆さまの笑顔を拝見出来ると

いつもほっといたしますね。

 

室礼は十五夜から、十三夜(栗名月)へ。

いが栗や照葉、長くなってきた影に秋の深まりを感じます。

 

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有結流*風月テーブル茶道教室