寒牡丹

秋葉原の有結サロンで茶道教室の日でした。

この日も新しく始める方がいらっしゃいました。

最初はお道具の確認をご一緒にします。

新しい習い事、そして今日から使い始める新しいお道具、服紗、茶巾、お懐紙...目の前にすると期待も高まりますね。

 

最初のレッスンは、服紗捌きから。

慣れないので少し難しいですが、繰り返すうちに自然に身に付きます。

そういえば、塵打ちという所作があるのですが「茶道という感じ!」と喜んでいる方もいらっしゃいました。笑

そして、最初から最後までお点前をして、先ずお茶を点ててみます。

初回はだいたいの流れを掴んでいただければ大丈夫です。

 

この日は四回目の方もいらしたので、次はお客さま役になってお茶を召し上がっていただきます。

四回目の方のお点前を拝見して「すごーい」と感心されていましたね。

四回目の方は、初回の方がいらっしゃると服紗捌きの説明をもう一度一緒に聞けるので嬉しいと仰っていました。

「間隔を空けずに来た方が覚えるみたい」という四回目の方の言葉に刺激を受けられたようで、間を空けずに来週の茶道教室にもいらっしゃるそうです。

 

四回目の方も新年会までにもう一度お稽古しますと次回の予約をされました。

新年会では一斉点前をするのですが、一斉点前を目標にされているようです。

お点前がぐんと良くなっているのは、目標をお持ちだからなのだと納得いたしました。

そういえば、いつもは「練習していないです」と仰るのですが、この日はその言葉はありませんでしたね。

 

今日お出ししたのは菓匠菊屋製の「寒牡丹」。

「体験レッスンの時に和菓子に季節があるのを知って驚いたんです」とまだ少し興奮気味に仰っていました。

 

「寒牡丹」菊屋製
「寒牡丹」菊屋製

特に冷え込んだ日の茶道教室。

明日は東京も雪になるでしょうか?

 

「季節のお菓子も楽しみに来ます」 

そう言いながら生徒さんたちは帰られました。それも楽しみのひとつだと思います。

 

扉の向こう側の生徒さんたちの楽しそうな声を聞きながら私は片付けに取り掛かりました。

最近、生徒さん同士が仲良くなっているのが感じられて嬉しいことです。

 

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