明大前での茶道教室。新春のお稽古でしたので花びら餅をお出ししました。
こちらは、老松製の花びら餅。
花びら餅は宮中行事にちなんだ「菱はなびら」を原型にしたお菓子で、お餅に蜜炊きにした牛蒡と味噌餡が挟んであります。
菊屋製の花びら餅は形も独特。
初釜で出されることの多い花びら餅。
お店によって個性がありますが、菊屋さんのものは山椒のアクセントが効いていてとても美味です。
去年お出しした時に「美味しい」と喜んでいらした方がいたのを思い出し、その方がいらっしゃる時にお出ししました。
お出しする時も、茶人さんだけのお稽古の時は、取り方の練習も兼ねてこんな形でお出ししました。
お教室にいらした方たちに伺うと、花びら餅を頂いたことがある方とない方、半々。
柔らかなお餅と優しい甘みが品の良い花びら餅に、皆さまとても喜んでいらっしゃいました。お菓子はお教室に通う楽しみのひとつですね。
お稽古は茶人さんたちは筒茶碗でした。
お茶碗の形のおかげか、いつもより香がします、というお声もありました。
新しくお稽古を始められた方たちは、先にお教室に通われている方々がお優しいので皆さんほっとしているようでした。
進み具合の違う方がご一緒になるとお互い予習、復習になって良いですね。