今日はお客様にお茶をご持参頂いた時のお点前を皆でお稽古しました。
棗を扱う時に手を添える。そんな慣れない所作に最初は戸惑いながら、でも、お稽古が終わる頃には習得されていたように見受けられます。
去年、初めてお稽古した時はもっともっと時間もかかり大変だったのですが、一年経って皆さんの成長ぶりが分かり嬉しいお稽古となりました。
お菓子は「春告草」森八製を。春告草は梅の別称ですね。
お茶銘は皆さんに付けて頂くのですが、「お菓子が梅なので、それ以外で」と少しハードルを上げてみましたところ、鶯、告白、友情、初音、春告鳥、再会と色々な銘が。中には何種類か考えて用意していらした方もいました。
今日のお道具は、茶色のマット。これは梅の枝のイメージです。そして棗袋は梅の柄。
ですので、袋の中のお棗の色は紅と白にいたしました。袋からお棗を出してマットに置くと紅梅、白梅と、それぞれ梅の花が咲きます。
お点前だけでなく、主旨に沿ったお茶会を意識。
そろそろ次のステージでしょうか。