霜月の炉開きの時に頂くことの多い亥の子餅、玄猪餅。
亥の月、亥の日、亥の刻にお餅を頂いて無病息災を祈る玄猪の祝いは、古く唐からその風習が伝わり宮中行事となったのが始まりで、禁裏では玄猪に亥の子餅を臣下に下賜していたそうです。
今日のお稽古では鶴屋吉信製の「亥の子餅」をお出ししました。
お稽古は茶人正月に因んで昨日に引き続きて「棗飾り」。
何かと落ち着かない世情ですが、お稽古は茶人正月、亥の子餅とおめでたく、華やかに。
そしてお稽古の後には心ばかりのお祝いも。
皆さまの笑顔を拝見できるのは嬉しいことです。